ここ数年、アメリカ株式市場に面白い動きが出てきました。SPACによるベンチャーの公開企業化です。90年代には「Backdoor Listing (裏口上場)」とも呼ばれたSPACですが、最近アメリカではBlank Check Companies (空白小切手会社)として知られるこの方法で上場する会社が急激に増えました*。
最近では、この手法で公開企業になったEVのNikolaが実は虚像だらけの会社だったと話題となっています。その一方で、世界トップクラスの投資家達がSPACを設立するなど熱い注目を浴びています。
- SPAC公開した会社例:Virgin Galactic、Velodyne Lidar, Nikolaなど。
- Pershing Square Capitalのビル・アックマンもSPAC設立、AirBnBやSquareと交渉。
- ポール・ライアン元下院議長も脱政治でSPACデビュー。
- リチャード・ブランソン氏もVG AcquisitionというSPACを開設!
など、ベンチャー企業と合併することで通常のIPOの手段を経ないで公開企業にさせるSPACと最新投資動向についてお話しします。
*: SPACとBlank Check Company、Backdoor Listingは正確には少しずつ違うが、同義で語られることが多い
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